営業コーチングとは?主体性やパフォーマンス向上のための活用法を解説

「営業成績が伸び悩んでいる、チームの士気が低い……。」
このような悩みを抱える企業は少なくありません。
部下のポテンシャルを最大限に引き出せていないというケースもあるようです。
そのようなときに注目したいのが、「営業コーチング」です。
営業コーチングは、ただ単にスキルを教えるのではなく、潜在能力を引き出し、自立的な成長を促すコミュニケーション手法です。
今回の記事では、営業コーチングを活用して、社員一人一人の主体性を高め、組織力を強化するための具体的なポイントを解説します。
コーチングディベロップメントは、熊本で長年の実績を誇るビジネスパーソン向けのコーチング専門会社です。
20年以上にわたり、12,500時間以上のコーチング実績を持つ経験豊富なコーチが、お客様の成長をサポートいたします。
コーチングを通じて企業全体の成長を図りたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。
経営者・管理職対象 1on1コーチング
組織力を高める企業研修をご検討の方へ
営業コーチングとは

営業コーチングとは、営業担当者のスキルとパフォーマンスを向上させ、より高い成果を上げるためのコミュニケーション手法です。
単に知識を伝える「ティーチング」とは異なり、コーチは質問を投げかけ、相手が自ら考えて行動できるようにサポートします。
これにより、営業担当者は主体的に課題を解決する力が身に付き、自己成長を加速させ、組織全体の活性化にもつながります。
関連記事:コーチングとは?意味や効果、メリット・デメリット、学び方など詳しく解説
営業コーチングと営業ティーチングの違い
営業担当者のスキルやパフォーマンス向上には、コーチングとティーチングという二つの手法があります。
以下のようにそれぞれに特徴があり、目的や効果が異なります。
営業コーチング | 営業ティーチング | |
意味 | 対話を通じて、自ら答えを見つけ出すことをサポートする手法 | 経験や知識の豊富な人が、経験の浅い人に知識やスキルを伝える手法 |
目的 | 主体的な成長の促進 | 知識やスキルの習得 |
やり取り | 双方向(コーチと営業担当者の対話) | 一方向(指導者が情報を提供) |
コミュニケーション方法 | ・質問 ・傾聴 ・承認 | ・説明 ・指示 |
効果 | ・自己成長 ・問題解決能力や判断力の向上 ・目標に対する主体的な行動の促進 など | ・知識の正確な定着 ・スキルの迅速な習得 ・業務の遂行能力向上 など |
営業コーチングは、コーチと対話しながら、自ら課題を見つけ、解決策を見出せるようサポートする手法です。
コーチングは、長期的視点で、営業担当者の主体性を育み、持続的な成長を促します。
一方、営業ティーチングは、知識やスキルを一方的に伝えることで、短期間での習得を目指します。
関連記事:コーチングとティーチングの違いは?使い分け方やメリット・デメリットなど詳しく解説
営業コーチングと営業ティーチングの使い分け方

営業コーチングと営業ティーチングはそれぞれの特性が異なるため、状況に応じて使い分けることが重要です。
営業コーチング:管理職やリーダー候補、中堅社員の育成などに向いている
営業ティーチング:新入社員、未経験者の育成などに向いている
営業コーチングは、目標設定、チームビルディング、キャリア開発など、自律的な思考と行動が求められる場面で効果を発揮します。
特に、管理職やリーダー候補など、中堅社員の育成に適しており、コーチとの対話を通じて、自己洞察力や問題解決能力を養い、変化に対応できる柔軟性を身に付けることができます。
一方、営業ティーチングは、新入社員や未経験者など、業務に必要な知識やスキルを体系的に習得する場合に有効です。
指導者が明確な目標を設定し、必要な情報を提供することで、効率的な学習を促します。
このように、営業コーチングは、社員の潜在能力を引き出し、長期的な成長を促すのに対し、営業ティーチングは、短期間で必要なスキルを習得することに重点を置いています。
営業コーチングのメリット

ここでは、営業コーチングで得られるメリットについて解説します。
問題解決能力の底上げと主体性の醸成
営業活動では、顧客からのクレーム対応や新規開拓の壁など、日々さまざまな課題に直面します。
コーチングを通じて、営業担当者は自ら課題を発見し、解決策を模索する力を養います。
例えば、「新規顧客開拓が思うように進まない」という課題に対して、コーチは「どのような点で苦労していますか?」「今まで試したことは何ですか?」といった質問を投げかけ、相手が自ら問題の本質に気づけるようサポートします。
上司が一方的に指示を出すのではなく、部下自身が主体的に考え、行動する習慣を身に付けることで、「競合との差別化ポイントを見つけて提案する」というような具体的な行動に繋がり、より効果的な解決へと導きます。
モチベーションの向上
コーチングでは、部下の目標設定を支援し、達成感を味わえるような機会を提供します。
例えば、「今期は売上を20%アップさせたい」という目標に対して、コーチは具体的な行動計画の作成をサポートし、小さな目標を達成するごとに称賛を送ります。
小さな成功体験を積み重ねることで、部下は自信とモチベーションを向上させ、「次はもっと高い目標に挑戦したい」という意欲へと繋がります。
また、コーチからの具体的なフィードバックを受けることで、自身の成長を実感し、モチベーションを維持することができます。
特に、コーチングでは、部下の強みを最大限に引き出し、成長を加速させることにつながります。
組織全体の競争力強化
個々の社員の主体性とモチベーションの向上は、組織全体の生産性向上に直結します。
自ら考え、行動する社員が増えることで、新しいアイデアやイノベーションが生まれやすくなり、組織全体の活性化につながります。
例えば、コーチングを通じて新しい営業手法を考案し、それをチームに共有することで、チーム全体の売上向上に貢献するケースも考えられます。
また、コーチングを通して、社員が自分の強みと弱みを理解し、それを活かせるような役割を担うことで、組織全体の効率化も期待できます。
結果として、組織全体の競争力強化にもつながります。
関連記事:コーチングの効果15選!意味がない・胡散臭いと思われる理由や向いている人について解説
営業コーチングのデメリット

前章では営業コーチングのメリットについて解説しましたが、導入を検討する上では、デメリットについても理解しておくことが大切です。
ここでは、具体的なデメリットとその対策について紹介します。
効果が出るまでに時間や費用がかかる
コーチングは、短期間で成果を出すための方法ではありません。
社員自身が考え、行動し、成長するプロセスを重視するため、効果を実感できるまでには一定の期間が必要です。
一般的に、数カ月から数年程度の期間を要することが考えられます。
また、コーチの選定費用やセッションにかかる費用など、費用負担も発生します。
全員に万能ではない
コーチングは全ての社員に必ずしも効果があるわけではありません。
自己成長意欲が低い人や、変化を恐れる人には、コーチングの効果が限定的になる可能性があります。
コーチングを導入する際には、職務内容やキャリアステージ、個人の目標など、多角的な視点から慎重に選定する必要があります。
例えば、リーダーシップ育成、営業スキル向上、キャリア開発など、それぞれの目的に合わせたコーチングプログラムを提供することで、より高い効果が期待できます。
コーチングを成功に導くためには、導入前にトップマネジメントへの説明や社員への周知を行い、組織全体でコーチングの目的を共有することが大切です。
コーチとの相性と社員の意欲が重要
コーチのスキルや経験だけでなく、コーチと社員の相性も、コーチングの成否を大きく左右します。
相性が合わず信頼関係が築けないと、効果が期待できないどころか、モチベーション低下につながる可能性もあります。
コーチングを導入したいと思ったら、コーチと社員の相性を事前に確認できる「お試しコーチング」がおすすめです。
営業コーチングに必要な3つのスキル

営業コーチングを効果的に行うためには、3つのスキルが不可欠です。それは、傾聴力、質問力、そして承認力です。
ここでは、それぞれのスキルについて詳しく解説します。
コーチングのスキル1.傾聴力
傾聴とは、単に相手の話を聞くだけでなく、その言葉の奥底にある感情や意図を理解しようと努めることです。
相手の言葉だけでなく、表情や声のトーンなど、非言語的なサインにも注意深く耳を傾けることが重要です。
コーチングのスキル2.質問力
効果的な質問は、相手の思考を深め、新たな気づきを引き出します。
状況に応じて、オープンな質問、探求的な質問、具体的な質問など、さまざまなタイプの質問を使い分けましょう。
効果的な質問の例
・「その状況で、あなたはどう感じましたか?」(感情に焦点を当てる)
・「他にどのような可能性が考えられますか?」(思考を広げる)
・「具体的に、どのような行動をすれば目標達成に近づけますか?」(行動に繋げる)
コーチングのスキル3.承認力
承認とは、相手の言動や努力を言語化し、肯定的なフィードバックを与えることです。
単に「よくやった」と言うだけでなく、具体的な行動や成果を指摘することで、相手のモチベーション向上につながります。
承認は相手のモチベーションを高め、自己肯定感を育む上で極めて重要な役割を果たします。
営業コーチングの導入方法

ここでは、コーチングを営業組織に導入する方法について解説します。
組織の規模や状況、導入目的によって最適な方法が異なります。
今回は、外部コーチに依頼する方法と、社内にコーチング文化を取り入れる方法の2つについて解説します。
外部コーチに依頼する
コーチングを組織に導入する方法の一つに、外部コーチに依頼する方法があります。
組織外の専門家である外部コーチは、組織内の固定観念にとらわれず、客観的な視点からアドバイスを行います。
特に、経営層やマネージャー向けのコーチングでは、高い専門性に基づいた戦略的な指導を受けることができます。
外部コーチは、組織のニーズに合わせて、ワークショップ、個別セッション、グループでのコーチングなど、さまざまなプログラムを提供することができます。
これにより、社員一人一人の成長をサポートし、組織全体のレベルアップを図ることができます。
社内にコーチング文化を取り入れる
コーチング文化を社内に取り入れることも重要です。
コーチングを社内に浸透させることで、リーダーシップやコミュニケーション能力の向上を図ることができます。
具体的な施策としては、以下のようなものが挙げられます。
・コーチングスキル研修の実施
全社員を対象としたコーチングスキル研修を実施し、社員一人一人がコーチングの考え方やスキルを習得する機会を設けます。
・定期的な個別面談の実施
上司と部下が定期的に個別面談を行うことで、部下の目標設定をサポートし、成長を促します。
また、部下の悩みや不安を聞き出し、適切なアドバイスやサポートを提供することで、部下のモチベーションを高めることができます。
営業コーチングの進め方・流れ

コーチングを行う際は、以下の流れで実施されることが多いです。
1.ヒアリング:現状と目標を深く理解する
2.ゴール設定:具体的な目標を設定し、達成イメージを持つ
3.現状整理・問題点の洗い出し:目標達成を阻む要因を特定する
4.アクションプラン作成と実行:具体的な行動計画を立てる
5.振り返り:進捗状況を確認し、改善点を洗い出す
上記の5つのステップを繰り返すことで、営業担当者は継続的に成長し、目標達成に近づいていきます。
コーチは、その過程をサポートし、モチベーションを維持するための励ましやフィードバックを行います。
営業コーチングを導入しパフォーマンス向上へ

近年、多くの企業が、競争激化や顧客ニーズの多様化により、営業成績の伸び悩みという課題に直面しています。
部下には高いポテンシャルがあるにもかかわらず、目標達成が難しかったり、モチベーションが低下していたり、といったケースは少なくありません。
これは、単にスキル不足だけでなく、目標設定のあいまいさや、成長の機会不足などが原因として考えられます。
このような課題を解決する一つの手段として、今回は「営業コーチング」をご紹介しました。
営業コーチングは、単にスキルを教えるだけでなく、潜在能力を引き出し、自ら考え、行動できる人材へと育成します。
社員一人一人の成長が組織全体の底上げにつながり、結果として顧客満足度向上、売上アップ、そして持続的な成長へとつながります。
教えるのではなく、可能性を引き出す。
社員一人一人の可能性を最大限に引き出し、組織全体の競争力を高めたいとお考えでしたら、営業コーチングの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
熊本のビジネスパーソン向けコーチングなら「コーチングディベロップメント」

コーチングディベロップメントは、熊本で長年の実績を持つビジネスパーソン向けコーチング専門の会社です。
20年以上の経験と12,500時間のコーチング実績をもとに、対話を通じて新たな気づきと行動を促進し、企業価値のさらなる向上をサポートします。
コーチングディベロップメントの3つの特徴
- コーチング終了後のリピート率93.33%※
- 個人向けコーチング470名以上※
- 業種、役職問わず、個人の特性に合わせた丁寧なコーチング
※2024年6月時点での実績
コーチングディベロップメントのサービス内容
- 経営者・管理職向けコーチング
- 組織力を高める企業研修
登壇実績(敬称略)
人事院・財務省・国土交通省・農林水産省・国立病院機構・日本の次世代リーダー養成塾・久留米大学・佐賀大学・NTT西日本・旭化成グループ各社・ソフトバンク・大日本印刷・マイナビ・NEC・東京エレクトロンデバイス・TKC・KBC福岡朝日放送・新出光・(財)日本科学技術連盟・西日本シティ銀行他地方銀、信金・アルサーガパートナーズ(フロンティアビジョンスタジオ)・CAMK(熊本市現代美術館)・各自治体(市役所・県庁職員研修)・熊本赤十字病院・薬剤師会・九電工アカデミー・JAグループ各所・くもん教育研究会・平田機工・ヤマエ久野・大手前病院(国家公務員共済組合連合会)・地方教育委員会・中小企業大学校・その他企業多数。
「部下のモチベーションを上げるにはどうすればいいのか?」
「自分で考え行動できる人を増やしたい」
「上司や同僚、部下とのコミュニケーションがうまくいっていない」
上記のようなお悩みに対して、経験豊富なコーチが、一人一人のクライアントのニーズに合わせて、オーダーメイドのコーチングを提供します。
オンラインコーチングも実施しており、場所や時間に縛られることなく、忙しい方でもご自身のペースでコーチングを受けることができます。
どんなささいなことでも、まずはお気軽にご相談ください。
無料相談は以下のバナーより承っております。
